2006年12月25日

会社はいつもてんやわんや


 斎藤 由香さんの 会社はいつもてんやわんや を読んで。



 以前紹介した窓際OLシリーズの第2弾です。この本は、サントリーの内部をおもしろおかしく書いています。結構、無茶苦茶なことが書いてあるのですが、読めば読むほど、サントリーという会社を好きなるのが不思議です。個人的に勝手なこといえば、ヒット商品を出すよりもこの遺伝子を後世に残してほしいです。




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2006年12月17日

さおだけ屋は。。。


山田 真哉さんの さおだけ屋はなぜ潰れないのか? を読んで。



 会計において、利益の出し方、回転率、キャッシュフローなどを分かりやすく、いわゆる損得勘定に例えて書いています。本当に分かりやすいので、ベストセラーになるのも納得です。



 特に数字のセンスの章が面白かったです。数字分析を行う事は簡単ですが、数字のセンスを身につけることは、数字をそのまま受け入れるのではく、その数字に対して問題意識をもつことが重要となります。



 まだ読んでない方は、一度読んでみるといいと思います。




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2006年12月11日

ざらざら


川上 弘美さんの ざらざら を読んで。



 この本は雑誌”クウネル”に書かれた掌編を集めた掌編集です。修士論文作成の合間の一休みに、気分転換として2つくらいずつ読みました。川上さんの掌編は、その短い空間に完璧な雰囲気を作り出していて、その空気のレベルの高さに圧倒されてしまいます。



 本に納められている掌編はどれもすばらしいのですが、中でも”トリスを飲んで”や”同行二人”が好きです。いずれも掌編なのに、普通の小説を読んだくらいのストーリーが胸に残ります。




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2006年12月10日

窓際OL


斎藤 由香 さんの ”窓際OL トホホな朝 ウフフの夜” を読んで。



斎藤さんの祖父は、歌人、斎藤茂吉さんであり、父は作家、北杜夫さんです。



 斎藤さんは、自称サントリーの窓際OLとして、自社のことを面白おかしく書いています。普通の会社なら、こんな事を書いているとえらい人から怒られるものですが、誰も怒らないというのがサントリーらしさで、とても羨ましいなと思っています。(結果として企業イメージを向上させています。)



 また、斎藤さんが以前在籍していた広報部は破天荒な方が多く、数々の奇抜なアイデアを成功させているのに驚かされました。(その分失敗も多かったようですが。。。)



 レイチャールズに”いとしのエリー”を歌わせたり、今では当たり前のようですが、ブロードウェイのミュージカルを始めて日本に持ち込んだのもサントリーなのです。(個人的にはペンギンズバーの企画も好きでした。)



 そのころは、夢と現実の境界線が今よりあいまいだったのかもしれません。最初からあきらめずに、失敗しても挑戦し実現していく事の大切さを、あらためて教わったような気がします。


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2006年12月04日

てのひらの迷路


石田 衣良さんの てのひらの迷路 を読んで。



 この本は、24の掌編とそれぞれの掌編に簡単な解説がついた掌編集です。掌編とはいわゆるショートショートで、400字詰め原稿用紙にして約10枚程度のストーリーです。一遍が5〜10分で読むことができるので、修士論文作成の合間の息抜きに読みました。



 すべて即興で書かれていて、最後の方ほど無理しているなあと感じますが、作品の面白さより力技でねじ伏せる作家としての能力に感心しました。良くこんなにかけるなあと。。。



 それに引き換え、私は原稿用紙400字詰め、たった60枚程度の作品を書きあぐねています。

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2006年12月02日


小池 真理子さん の 恋 を読んで。



 この本は直木賞受賞作品です。先日読んだ対談集をきっかけに、初めて小池さんの作品を手にとってみました。ミステリー作家出身ということもあって、構成や表現にいおいてミステリーやサスペンス色が強い作品ですが、この本のテーマは”性にとらわれない愛”であり、厳密にいうと恋愛小説なのかなと思いました。



 長編ですが時間を忘れて楽しむことができる作品だと思います。




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2006年11月29日

日産らしさ、ホンダらしさ


日産らしさ、ホンダらしさ を読んで。



 MOTの講義”デザインマネジメント”の参考書であり、私の所属するゼミの長沢先生の著書でもあります。”製品開発を担うプロダクト・マネジャーたち”という副題のとうり、日産とホンダの事例を通して、プロダクト・マネジャーに必要な資質と能力について学ぶ本です。



 プロダクト・マネジャーに必要な9の資質と10の能力について書かれています。



■資質



  • バランス感覚

  • 熱い思い

  • 冷徹な視点

  • 粘り強さ

  • ネアカ

  • 人望

  • 好奇心旺盛

  • 挑戦的である

  • 妥協しないこと



■能力



  • 顧客の立場になって考える能力

  • 顧客満足のシュミレーションを行う能力

  • 製品コンセプトを創出する能力

  • プレゼンテーション能力

  • デザインをみて判断する能力

  • 顧客の視点と企業の論理の高次元でのバランスを見つける能力

  • メンバーの意見を引き出す能力

  • 人を見抜く能力

  • 人を使う能力

  • 権限や職務範囲にとらわれずに行動できる能力



 自分自身会社ではプロダクト・マネジャーなのですが、上記の内容のすべてが必須であることは間違いありません。そして、これ以外にも自分の経験上必要だと思う資質は



  • 人の痛みが分かること



必要だと思う能力は



  • 悪者になりきる能力



です。プロダクト・マネジャーとは、とても難しい仕事だとつくづく思います。 プロダクト・マネジャーになりたい方には、是非読んでもらいたい本です。(読みやすく分かり易いところもお奨めです。)

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2006年11月26日

乳房


伊集院 静さんの 乳房 を読んで。



 この本には、タイトルの乳房をはじめとする5つの短編で構成されています。伊集院さんの本は初めて読んだのですが、どの話も最初から最後まで重い雰囲気が漂っていて、おそらくこのもやもやした感じが伊集院さんの独特の世界なんだろうなあと思いました。



 伊集院というかっこ良い名前と”ギンギラギンにさりげなく”の作詞家なので、なんとなくキザぽいなあという先入観から今まで読まなかったのですが、この作品を読んでそれは大きな勘違いであることが分かりました。他の作品も読んでみようと思いました。

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2006年11月25日

秘密


 秘密 を読んで。



 この本は小池真理子さんが、石田衣良さん、伊集院静さん、小川洋子さん、吉田修一さん他9人と行った対談を収めたものです。内容も単なる対談ではなく、愛や死を含めた書くことに対する思いがテーマとなっているので、とても興味深いです。



 対談を通じて小池さんや伊集院さんの本を読んでみたくなりました。




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2006年11月12日

ぐるぐるまわるすべり台


中村 航さんの ぐるぐるまわるすべり台 を読んで。



この話は、始まりの3部作の完結編です。(3部作といっても何もつながっていませんが。。。)



 本には、この話とこの本の脇役二人が主人公になった”月に吠える”が収録されています。個人的には、ある小説を違う視点から書いた別編はあまり好きではありません。せっかくの話がそのせいで作り話のように感じられたり、私のイメージと違うかったりするからです。しかし、同じ視点で書かれた続編は好きです。(主人公をそっとしておいてあげたいという気持ちもありますが。。。)



 集中して中村さんの本を読みましたが、”100回泣くこと” が一番良かったかなあと思います。でも残念ながら私の好きな作家の仲間入りはしないようです。

posted by せいざん at 18:21| Comment(2) | TrackBack(0) | 本2006 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月11日

夏休み


中村 航さんの 夏休みを読んで。



この本は、始まりの3部作の2作目です。



 主人公の夫婦と嫁の友達夫婦は、友達夫婦の旦那の家出によって離婚の危機を迎えます。その決着をテレビゲームのバトルで決めるというなんともばかばかしい話です。



 テレビゲームといえば、本日PS3の発売日です。私はゲームをしないのであまり興味がないのですが、巷では盛り上がっているのでしょうか?買った人を探して、評価を聞いてみようと思います。

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2006年11月10日

リレキショ


中村 航さんの リレキショ を読んで。



この本は中村さんの”始まりの3部作”の1作目です。



 主人公は架空の自分物を演じながら、本当の自分を探している、そんな印象を受けた本です。 見ず知らずの女性の弟になって過ごす。ありそうで無さそうな話ですが、できないこともないような気がします。夫婦もある意味同じ様な感じかもしれません。



 読みやすい本でした。 

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2006年11月07日

100回泣くこと


中村 航 さんの 100回泣くこと を読んで。



 どこにでもありそうな話しですが、思わず泣いてしまいました。ただ悲しいという気持ちが、一冊の本になる。言葉では言い表せないような感情として。



 涙を流した後にリセットしたら、少しだけ生まれ変わったような気持ちにさせてくれます。それが、またがんばろうという気持ちにつながっていきます。

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2006年11月05日

絶対、最強の恋のうた


中村 航さんの ”絶対、最強の恋のうた” を読んで。



内容は私にとって、少し若すぎるものでした。



 この話は、I LOVE YOU という短編集に収められていた、”突き抜けろ” という作品を加筆改稿し長編の物語となっています。読んでいる途中に、”この話どっかで読んだな”と気づきました。20年前村上春樹さんの”ノルウェーの森”を読んだときのように。



 ノルウェーの森は”蛍”という短編を軸に書かれており、その当時は書けなかったことが蛍をきっかけに時間をかけ文章として世に出たという印象がありました。



 今は言葉にできないことも、何かのきっかけで形にできる日が必ず来るような気がしました。



 

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2006年11月04日

彼女のこんだて帖


修論を書かなきゃと思いながら、関係ない本ばかり読んで現実逃避しています。



角田 光代さんの 彼女のこんだて帖 を読んで。



 料理にまつわる短編15話とそれぞれの話にその料理のレシピが付いています。話が短くレシピが詳しく書いてあるので、どちらかというと料理本に近い感じです。それでいて、15話が微妙につながっているので、小説としても楽しめます。



 気分転換に何か作ってみようかなと思っています。。。 

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2006年11月03日

LOVERS


ラヴァーズ を 読んで。



 江國香織さん や 川上 弘美さんら9人の短編が納められています。川上さんの作品を読んでみようと思い、手にとってみました。



 どの作品も読みやすく、ちょっとした気分転換にはいいかと思います。何人かの作品で作られた短編集は、個性も文体も違うので、ストーリーにはあまり期待できませんが、飽きずに気軽に読めるところが好きです。

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2006年11月02日

夜の公園


川上 弘美 さんの 夜の公園を読んで。



  リリのまわりの出来事や気持ちを、リリ、幸夫、春名、暁の4人称で書いています。複数の人間の視点で物語を進める事は、一歩間違うと技術に走ってしまい物語をつまらなくしてしまいます。



 しかしこの作品は、4人称で書かれていることを忘れてしまうくらい滑らかにつながっています。川上さんの独特の世界が思う存分楽しめる作品です。そして、すばらしい作品だなと思うと同時に、天分としか思えない川上さんの才能を”これでもか”と見せつけられて、理由のない敗北感のような気持ちになりました。それは、人間の仕事とは思えないすばらしい芸術に出会ったとき、感動を超えて恐い気持ちになるのに似ているような気がします。



 とても面白い作品でした。

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2006年10月29日

Love or Like


ラブ オア ライク を読んで。



 この本には、石田衣良さん、中田永一さん、中村航さん、本多孝好さん、真伏修三さん、山本幸久さん 6人の短編が収められています。



 中でも、中田永一さんの ”なみうちぎわ” や中村航さんの ”ハミングライフ” が面白かったです。特に中田永一さんの ”なみうちぎわ” は、海でおぼれて仮死状態になった16歳の少女が、5年後に目覚めるという話で行間にある感情が強く伝わってくる作品です。



 これからしばらくの間、二人の作品を読んでみようと思います。

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2006年10月27日

小さなスナック


小さなスナック を 読んで。



この本は ナンシー関さん とリリーフランキーさん の対談をまとめたものです。



テーマごとに対談したものを数ページにまとめているのでとても読みやすく、二人の視点がマニアックなため楽しんで時間を過ごすことができます。



自分の生活にためにならないくだらなさが、とてもためになります。

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2006年10月20日

ポートレイト・イン・ジャズ


ポートレイト・イン・ジャズ(文庫本) を読んで。



今月の曲で紹介している ポートレイト・イン・ジャズ(CD) の本です。






 



  この本は、和田誠さんが書いたジャズミュージシャンの肖像画に、村上春樹さんがその人物にまつわるエピソードや思いを2,3ページでまとめたものです。今回紹介している文庫本は、先に出ている ”ポートレイト・イン・ジャズ” と ”ポートレイト・イン・ジャズ2” の単行本2冊分 + ボーナストラックとして3篇が追加収録されていて、とてもお得です。(単行本だと2冊で5000円位します。)しかし、アートとしても楽しみたい場合は、単行本の方が良いかもしれません。



 



 



 この本を読んでからそのミュージシャンの曲を聴くと、また違った味を感じる事ができます。その人物のバックグランドと作品の関係を想うことも、ジャズの楽しみ方のひとつだと思います。

posted by せいざん at 23:30| Comment(2) | TrackBack(0) | 本2006 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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